転職活動を行なううえで気を付けたいのは、なぜ転職したいと思うのか、その理由です。面接でも志望動機と一緒に必ず聞かれると思って間違いありません。例えば、会社の経営方針と合わない、人間関係が悪いなどはありがちですが、こういったことは会社を変わったとしても、同じことが起こり得る可能性が高いため、面接官に対しマイナスイメージを与えかねないため注意が必要です。また、本人にとっても、自分自身に問題は無かったのか、会社や周囲の人に合わせる努力をしたのか、これからキャリアを積むうえで、もう一度良く考えてみた方が良いでしょう。
逆にプラスのイメージを与えるのは若い人であれば、未経験の仕事にチャレンジしてレベルアップを図りたいや、ベテランであれば、専門スキルをもっと高めていきたいなどです。仕事を通じて成長したいという前向きさや積極性が感じられ、面接官にも自分の会社で戦力になってくれそうとか、即戦力として活躍してくれそうと思わせることができます。また、こういう回答をすれば、自分の得意分野や専門スキルのアピールに繋げることも可能です。
いずれにせよ理由をきちんと整理しておくことは、面接対策としてだけでなく、自分自身を振り返るために必要です。自分の本当の気持ちに気づくことで、本当は何がしたいのか、自身の強み弱みは何なのかを知ることができ、明確なビジョンを描くことができます。これを具体的な行動に繋げることで、転職活動をより有意義なものにできるでしょう。